子どもにとって必要なことは
心から楽しむ経験を積み重ねること

生まれたばかりの頃は快・不快だけであった子どもの中にも、大きくなるにつれさまざまな感情が生まれてきます。嬉しい楽しいだけでなく、時には悲しい悔しいといった経験もすることでしょう。子どもはその経験の中から周りの人の優しさに気づき、自分の中にさまざまな感情があることを学んでいきます。
 
その中でも「心から楽しむ経験」は、子どもの心を動かし新しい発見や経験への意欲を高めます。そしてそれを達成することで単なる知識だけでなく、「自分でできた!がんばった!」という自信を獲得していきます。
私たちは、この自信が自己肯定感を高め、将来子ども達が自分らしく生きていく力となってくれることを願っています。

スーパーに行くと季節に関係なく様々な食べ物が売っていて、大人もこどもも旬の食べ物を意識することなく生活しています。当園では食べ物ができるまでにはたくさんの手間がかかること、そして旬の食べ物のおいしさを知って欲しいとの思いから畑での農作業体験を大切にしています。採れたて野菜のおいしさを経験できる貴重な機会です。

食育
(調理実習)

説明みんなで食べるごはんはおいしい。赤ちゃん以外はランチルームでごはんとおやつを食べます。まず手を洗って消毒。みんなでワイワイおしゃべりしながらもりもり食べています。おかわりもあります。食の基本「おいしく食べる」以外にも、「自分で作ってみる」というクッキング体験もしています。

英語
(全園児)

当園では外国人講師による英会話のプログラムがあります。外国語に対する考え方は様々ですが、外国の言葉に触れることは子どもにとって貴重な経験です。言語は決してきれいな発音や正しい文法によって成り立つものではありません。子どもは元々身体的な表現も豊かです。そのような身体表現もコミュニケーションに含めながら、外国語に触れ楽しむ経験を重ねます。

絵画
(3・4・5歳児)

当園では一人一人のこどもたちがリラックスして伸び伸びと表現できるよう環境を整え造形活動をおこなっております。また、絵の具やクレパスでの描く活動だけでなく、紙工作や時には毛糸やスポンジ・どんぐり・空き箱など様々な素材の中から好きなものを自ら選び、創る楽しさも経験していきます。好きな色・好きな形・好きな素材等、たくさんの好きを発見して欲しいと思います。

リトミック
(3・4・5歳児)

音楽教育法の一つで、音楽を使いながらリズムを体感し、リズムに合わせて身体を動かすことを楽しむプログラムです。音楽やリズムというと、とても難しいようにも聞こえますが、歩くという動作一つも、右足左足右足・・というリズムで成り立っています。スムーズに身体を動かすことは,実はリズムが大切なのです。そのリズムを身体で感じ、楽しみながら体感することは子どもの脳に刺激を与え、身体の動きが向上します。

体育あそび
(3・4・5歳児)

こども達は自分の身体を自分でコントロールすることを学ぶ必要があります。子どもはよく身体を動かしますが、ジャンプして着地すること、バランスを崩したときに頭を守るために手をつくこと・・どれも簡単ではない事があります。体育あそびでは、体育道具を使いながら自分の身体の動かし方を自分で体得していくことを目的としています。その結果、跳び箱を跳ぶことが出来る・鉄棒で回ることが出来る・・ということがあれば、こども達の自信にも繋がります。

スイミング
(4・5歳児)

近隣のスイミングスクールに通っています。このスイミングは子どもにとって他のプログラムに比べて未知の世界である事が多いです。そのため、拒否感が強く出る場合もあります。4歳児の最初の頃は、恐怖感から表情も硬く笑顔の全くないスイミングの時間。泣き出す子もいます。しかし、子どもの力は想像を遥かに超えてきます。1年後、プールサイドからドボンドボンと飛び込む姿、笑顔溢れるこども達。ちょっと怖かったという壁を乗り越えてゆく経験は、子どもの笑顔に変わります。

キッズビクス
(全園児)

子どもは踊りやダンスが大好き。子どもだけではなく、大人も盆踊りなど親しむ踊りがあったりします。これは、身体を動かし踊ることがとても楽しいことだからなのだと思います。そこで、ダンスを専門とする講師がダンスの楽しさをこども達に伝え、こども達がとびきり楽しい時間を過ごせるように導きます。